クリニックに電子決済は必要?メリットとデメリットについて徹底解説

クリニックに電子決済は必要?メリットとデメリットについて徹底解説

「『クリニックでも電子決済を取り入れると効果的』と聞いたけど、実際にどんなメリットがあるの?」

電子決済の導入を考えている医師のなかには、このような疑問を持たれている方も多いのではないでしょうか。本記事では、クリニックに電子決済を導入するメリットやデメリット、近年注目度の高い決済方法などについて解説します。電子決済について理解し、患者さんもスタッフも利点を感じられる決済方法を選択しましょう。

電子決済とは?

電子決済とは、現金を使用せず電子的なデータの送受信によって支払いを行う方法です。具体的には、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済といった方法があります。

厚生労働省の調査によると、医療機関における電子決済の導入率(※1)は以下のとおりです。

  • クレジットカード:57.4%
  • 電子マネー:4.7%
  • QRコード決済:3.7%

電子マネーやQRコード決済の導入率は低いものの、クレジットカードについては半数以上の医療機関で導入していることがわかります。近年はキャッシュレス決済の需要が高まっているため、クリニックにおいても電子決済の導入を検討する必要があるでしょう。

※1 参照:医療機関における外国人患者の受入に係る実態調査結果報告書|厚生労働省

クリニックに電子決済を導入するメリット

クリニックで電子決済を導入するメリットは次のとおりです。

  • 患者さんの利便性が向上する
  • 会計待ち時間の短縮
  • オンライン診療と相性が良い

それぞれどのようなメリットがあるのか、詳しく解説します。

患者さんの利便性が向上する

クレジットカードやQRコード決済で医療費の支払いができるようになると、患者さんの利便性が向上します。なぜなら、医療費は支払いの直前まで請求される金額がわからないためです。

現金のみだと患者さんは「支払いが足りないかもしれない」という不安を抱えて診療を受けることになります。受診の前にATMに立ち寄り現金を引き出す、という手間がかかっている人もいるでしょう。

しかし、電子決済であれば持ち合わせが足りない事態は発生しません。近年は現金を持ち歩かない人も増えているため、患者満足度の向上も見込めます。ひいては集患も期待できるため、電子決済導入による効果は大きいでしょう。

会計待ち時間の短縮

クリニックで電子決済を導入すると、会計待ち時間の短縮につながります。その理由は、現金の受け渡しにかかる時間を削減できるためです。

現金の場合は、患者さんが提示された金額を財布から取り出し、スタッフが確認したのちにお釣りを渡す流れが一般的です。しかし、電子決済であれば医療費がいくらであってもクレジットカードやバーコードを提示するだけで決済が完了します。

スタッフも現金を数えたり、お釣りを用意したりする必要がないため、会計の対応時間をコンパクトにできるでしょう。

オンライン診療と相性が良い

オンライン診療を行うクリニックでは、電子決済の導入が欠かせません。オンライン診療はクリニックに足を運ばずに診療が完結するため、医療費の支払いについても来院せずに完了できる仕組みが必要です。

厚生労働省によると「情報通信機器を用いた初診料等の届出医療機関数」は、令和4年7月時点は5,494件だったのに対し、令和5年10月には10,108件に増加しています(※2)。

新型コロナウイルスの流行をきっかけに規制が緩和されたオンライン診療は、今後も需要が高まるとされています。オンライン診療の導入を検討しているクリニックは、電子決済の利用もあわせて検討する必要があるでしょう。

※2 参照:オンライン診療等の診療報酬上の評価見直しについて|厚生労働省

クリニックに電子決済を導入するデメリット

クリニックに電子決済を導入するデメリットは、決済金額に対して手数料が発生することです。公正取引委員会の資料によると、クレジットカードの加盟店手数料の分布が最も多いのは3%台、次いで多いのは2%台となっています。

出典:「クレジットカードの取引に関する実態調査報告書」公正取引委員会(https://www.jftc.go.jp/houdou/pressrelease/2022/apr/220408_pressrelease2.pdf

ただし、手数料が発生するのはあくまで患者さんの自己負担分のみです。レセプトで健康保険や自治体に請求する医療費に手数料は発生しません。

また、クレジットカードやQRコード決済を行うためには、POSレジ以外に専用の端末が必要です。メーカーによって金額設定は異なるものの、電子決済を導入するには手数料だけでなく端末購入代や月額費用といったコストがかかることを理解しておきましょう。

近年注目されているオンライン決済も可能な『Fanka』

近年はクレジットカードやQRコード決済だけでなく、あらかじめ登録したクレジットカードなどで自動的に支払いを完了させる「オンライン決済」が注目されています。

クリニックでオンライン決済を取り入れると、患者さんは診察が終わったら診療費計算を待たずに帰宅可能です。加えて、患者さんが支払いを待っていないため、スタッフも急いで会計を作成せずに、ピークオフの時間にまとめて処理できるメリットも。

「クレジットカードを登録するのは抵抗がある」という患者さんも一定数いますが、Fankaであれば予約から決済までシームレスに通貫しているため、クレジットカードを登録してもらいやすい特徴があります。さらに、Fankaはオンライン決済だけでなく、Web予約機能やWeb問診機能も有しているため、クリニックはシステムごとに個別に導入して管理する必要がありません。

また、Fankaのオンライン決済手数料は1.57%のため、平均的な加盟店手数料と比較して安いのも魅力的なポイントです。オンライン決済に興味がある方は、ぜひFankaの詳細をご覧ください。

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クリニックでは需要にあった決済方法の選択を

電子決済は決済金額に対して手数料がかかったり、端末の導入費用がかかったりする懸念点があります。

しかし、キャッシュレス決済の需要が高まる現代において、電子決済が求められるのは医療機関も例外ではありません。電子決済が可能なクリニックは、患者さんの利便性が向上し、会計時間も短縮されるため満足度が高まるでしょう。

電子決済の方法はクレジットカードやQRコード決済、電子マネーと多岐にわたるため、自院の状況に合った決済方法を導入する必要があります。また、より利便性を求めるのであれば「オンライン決済」も選択肢のひとつです。

患者さんもスタッフも利点がある決済方法を選択し、より良いクリニック運営を実現しましょう。い。

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